介護業界で働いていると、高齢者と接する機会が増えて老化が身近に感じられて、時に不安を感じる場合もあるでしょう。人間に限らず生物は年を取ると身体能力が低下していくのが自然であり、体が満足に動かせなくなる、認知症などが出てくるのは普通と言えるのかもしれません。ただ若者としては理性で納得していても、実際に目の前で見ていると辛さを感じるのも事実です。少しずつこういった気持ちを積み重ねて熟練していきますが、生まれた不安はやがて確実にやってくるのも確かでしょう。
それゆえ怯えるだけではなく、予防が必要になってきます。単純に長生きするのではなく、心身共に健康な状態が望ましく、例えば寝たきり状態で生き続けても嬉しくはないはずです。身体機能に関しては日頃から積極的に使っていれば衰えは少なく、問題は認知症の予防になります。こちらに関しては脳を働かせるのが良く、簡単な足し算や引き算と毎日する、積極的に新しい物事に取り組んで刺激を与えるなどが効果的です。人とコミュニケーションをとる、さらに責任感を持つのも大切で、そのためには仕事を長く続けるのも役立ちます。大切なのは常に刺激を感じられるようにする、そのためには人や物事に積極的に関わっていくのがいいでしょう。介護職は長く続けられるものですし、現場での仕事が体力不足で無理になればケアマネージャーを志すのもおすすめです。働き続けるのが、認知症予防に最も効果的であると言えます。
11月 5th, 2017 /